以下のご質問にも共通して言えますが、性格特徴を判定する場合、プロフィール全体の状態と、主要因子に対する相互関係の高い因子の状態などから判定しなければなりません。したがいまして、一例としてお考えください。
規範的な特徴は主観的（O）、非協調的（Co）、攻撃的（Ag）を見る必要があります。（特性名は、高得点の場合としています。）揃って得点が高い場合は、反社会的不適応性が見られます。また、のんき（R）が高い場合も、つい衝動的に行動する傾向が見られます。さらに、情緒不安定の因子群（D、C、I、N）が揃って高い場合は、不安定な心境が非規範的な行動を促進する可能性があります。

いろいろなタイプの営業スタイルがあると思われます。人とのかかわりが多い場面において、関心をもたれることが重要なケースでは、行動面の因子（Ag、G）や、対人的特性の因子（A、S）は高い得点の方が積極的な営業活動が行えると思います。

寡黙に作業を行わなければならない業種や、緊張した状態を長く続ける必要のある業種では、おしゃべり好きやじっと我慢することが苦手な人は、ストレスが溜まり易いかもしれません。

YG性格検査には、ライスケールを用意しておりません。ただし、プロフィールの中で集合因子内でのバラツキが多い場合は、検査態度や、外見的な観察から総合的に判定することをお勧めします。速度強制法と質問の内容さらに、質問の巧妙な配列によって、歪曲を極力排除できる性格検査であると言えます。

類型判定は簡易に判定できる方法です。大まかな傾向を把握する場合は適しています。しかし、被験者の性格特徴をくわしく測定したいのであれば、プロフィールから因子（特性）のどの部分が高得点であり、どの部分が低得点であるかを考慮しなければなりません。

突出因子だけを見て判定することは簡単なようですが、実は危険な判定となる可能性があります。一つの因子（特性）は関係するほかの因子（特性）により性格特徴の見方が異なる場合があるからです。

判定料は変更となる場合がありますので、お問い合わせください。弊社は昭和33年の販売開始以来、YG性格検査用紙の国内唯一の販売元として普及活動を行っております。その活動の一環として、判定作業をお受けしております。したがいまして、お客様へのサービスとして低価格で提供いたしております。

入学シーズンや採用試験のシーズンなど、時期にもよりますが、平常時は2～3日、繁忙期は5～7日をいただいております。人数が多い場合はご相談ください。

YG性格検査は、昭和33年以来大変多くのお客様にご愛用いただいておりますが、その一つの理由には、自己採点ができるという点があります。類型判定はもちろんのこと、プロフィールを見て行う文章判定も行えるように手引きやマニュアルを提供しております。また、年間20回以上にも及ぶ講習会「YG性格検査実施方法講習会」を開催しています。この講習会では、検査結果の各因子（12特性）から被験者の性格特徴を判定する技法を説明し、加えて実習を行うことにより、お客様のYG性格検査に対する理解を深めて頂くことを目的としております。この講習会は未経験者が対象となっていますが、判定の経験者でも充分満足していただける内容となっております。

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